節税のよくある落とし穴 税理士が警告する失敗事例と賢い対策!

税理士法人 七福神 袴田です!
今回は節税について記事にしてみました。


「節税したい」という相談は
多くの経営者から聞かれます。


しかし、節税には落とし穴もあり、
やり方を間違えると逆効果になることも。


今回は、実際によくある失敗事例を紹介しながら、
税理士の立場からアドバイスをお伝えします。



ケース① 不必要な経費の駆け込み消化

「決算が近いから、経費を使って
利益を減らしたい」という考え方。

たしかに一時的に税金は減ります。
でも、ムダな支出をしてしまうと、
翌期の資金繰りが厳しくなります。

たとえば:
・使わない備品を大量購入
・効果のない広告に大金投入

結果、「節税」ではなく「浪費」に。

節税は“意味のある支出”で行いましょう。



ケース② 不自然な役員報酬の増額

「役員報酬を上げれば経費になるから」
と、急に金額を上げるケースもあります。

ただし、役員報酬は原則として
期中で変更できないルールがあります。

また、報酬が高すぎると社会保険料が増えたり、
銀行から「節税だけの会社」と見られ、
信用にマイナスになることもあります。

将来の所得税・住民税も増えるため、
バランスが大切です。



ケース③ なんでもかんでも会社の経費に

「これは会社のための支出だから」と、
個人的な支出を経費に入れてしまう例です。

たとえば:
・家族旅行を出張として処理
・自宅の家電を“事務所用”とする

これは税務調査で非常に指摘されやすく、
追徴課税やペナルティにつながります。

“グレーな節税”は長期的に見ると、
リスクが高いと心得ましょう。



ケース④ 消費税の過小見積もり

売上が伸びてきたタイミングで
意外と多いのが「消費税ショック」。

「思ったより納税額が多い!」
と慌てる企業が後を絶ちません。

特にインボイス制度以降、
消費税の精度は高まっており、
申告漏れや処理ミスのリスクも上がっています。

売上が急に増えたときほど注意しましょう!



ケース⑤ 節税に偏りすぎて資金不足

節税ばかり考えていると、
「利益を出さない=手元にお金が残らない」
という状態になることがあります。

銀行からの融資審査では、
利益のある会社の方が信用されます。

税金を払うのは“会社が儲かっている証拠”。
適度に利益を出して、納税もしながら、
健全な経営をめざしましょう。

節税は「目的」ではなく「手段」
節税の本来の目的は、
会社の資金を効率よく残すこと。

「税金を減らすこと自体」が目的になってしまうと
経営判断を誤ってしまいます。

・将来の投資資金は足りているか?
・従業員の給料は十分か?
・銀行との信用は築けているか?

これらをふまえて判断するのが
“賢い節税”です。

今回は節税の考え方を中心に記事にしてみました。
具体的にという前に、節税に対する考え方を意識してみましょう。


節税のよくある落とし穴 税理士が警告する失敗事例と賢い対策!
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